Q Light Controller Plus - User Documentation

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タイムライン

QLC+バージョン4.0.0から実装された機能です。

 時間に関連ずけてファンクションを配置し、完全な自立制御ができます。
 画面上のタイムラインには ファンクションのほか、シーケンス、音声ファイル、動画ファイルなどを配置しショーを構成することができます。
 タイムラインは、視覚的にわかりやすいインターフェースで設計されており誰でも簡単に ショーを設計することができます。タイムライン上にファンクションを配置、移動、編集が簡単にできます。

 タイムライン機能は、ライティングショーなどに向いています
 また、ダンサーや歌手を演出するときに適切なタイミングで狙い通りの演出をすることができます。

 タイムラインを作成すると大量のシーケンスを使用して行きます。ここではチェイスとシーケンスの違いについて説明します。

チェイスとシーケンスの違い

チェイスシーケンスは確かに似たような機能を有しています。
 まだ 基本的な概念と用語集を読んでいない場合は、一読しておくと良いでしょう。
主な違いは以下の通りです。

タイムラインのツールバー

Ctrl+H 新しいショーを作成します。1つのプロジェクトデータの中に複数のショーデータを作ることができます。
ショーリスト ドロップダウンメニューからプロジェクトデータに存在するショーデータを選択し開くことができます。
Ctrl+N トラックに新しいファンクションを追加します。ファンクションの選択画面が表示され、追加したいファンクションを選択してください。
  • 空のトラックを追加します: ファンクションリストの一番上に<Create a new track>と表示されていると思います、これを追加するとからのトラックを作成でき、後から好きなシーケンスやオーディオなどのファンクションを追加できます。
  • 作成済みのシーンを追加します。シーンが含まれた10秒のシーケンスが作成されます。
  • 既存のシーケンスを追加します。カーソル位置に追加します。すでに同じシーケンスが追加されている場合はそのトラックに追加されます
     一方、まだ一度もショーに追加したことのないシーケンスだった場合は新しいトラックに追加します
  • チェイスを追加します。カーソル位置にチェイスを追加します。こちらも同様に同じチェイスがある場合はそのトラックに、ない場合は新しいトラックを作成します。
  • オーディオを追加します。カーソル位置に追加します。カーソル位置にオーディオを追加します。
  • EFXを追加します。カーソル位置に追加します。カーソル位置にEFXを追加します。
  • RGBマトリックスを追加します。カーソル位置に追加します。カーソル位置にRGBマトリックスを追加します。
ショーに追加するファンクション数、トラック数に上限はありません。
Ctrl+E 新しい空のシーケンスを新しいトラックに作成します。
CTRL+A 新しい、オーディオを追加します。ファイル選択画面が表示されるので、追加したい音声ファイルを選択してください
追加したオーディオを右クリックして、波形を表示したい音声チャンネルを選択すると波形が表示されます。
 シーン上では2つ以上の音声を同時に再生することはできません。  特にWindowsでは音声を再生した時に不具合が起こりやすいことが報告されています。
Ctrl+C 選択したアイテムをクリップボードにコピーします
Ctrl+V クリップボードのアイテムをカーソル位置にペーストします。QLC+ではペースト時に2つのチェックが行われます。
  • オーバーラップ: 貼り付けようとしているアイテムが、選択したトラックに収まり切らない長さではないかをチェックします。
  • 有効性: 貼り付け先のトラックと貼り付けたいアイテムに互換性があるかどうかをチェックします。
選択したアイテムを削除します。トラックごと削除することも可能です。※ トラックを削除するとそのトラックに含まれる全てのアイテムが削除されます。
※ しかし、タイムライン上で削除を行っても作成したシーケンスはファンクションとして残っています。完全に削除するにはファンクションマネージャーからも削除してください。
CTRL+R 選択したアイテムの背景色を変更できます。
Ctrl+K 選択したアイテムをロック・アンロックできます。ロックされるとアイテムの削除・編集・移動ができなくなります。
Ctrl+T 選択したアイテムの再生開始時間と再生継続時間を調整するウィンドウを開きます。  また、選択したアイテムによって設定できる項目が変わります。
 オーディオやビデオの場合は再生継続時間を編集することはできません。
 シーケンスやチェイスの場合はステップごとの再生継続時間を設定できます。
 EFXやRGBマトリックスの場合は、さらに多くの設定項目が表示されます。
CTRL+G グリッドに合わせて配置することができます。タイムライン上にはグリッドが表示されます。
アイテムを移動し、ドロップすると一番近いグリッド位置に合わせて配置されます。
00:00:00.000 カーソル位置の時間を表示します。
Space カーソル位置からショーを再生/一時停止します。
CTRL+Space ショーの再生を停止します。一度クリックすると一時停止します。2回押すとカーソルが0秒の位置に戻ります。
 一時停止後、途中から再生を始めた時にオーディオの音がずれることがあります。MP3ファイルではずれやすく、wevファイルではあまりずれない傾向にあります。
タイムマーカー ドロップダウンメニューからショーの時間の単位を変更できます。
秒数のほか拍で表示することも可能です。'BPM 4/4', 'BPM 3/4' or 'BPM 2/2'
BPMs タイムマーカーでBPMを選択した際には、BPMを設定することでテンポに合わせたグリッドが表示されます。設定できるBPMは20~240です。
 この機能は演奏ではなく、音源を用いたイベントやテレビ番組等のイベント向きです。

ショーの作りかた4ステップ

タイムラインでショーを作る上での基本動作を4段階にまとめました。

  1. 新しいショーを作りましょう
  2.  まず最初にやることは、新しい空のショーを作り名前をつけることです。
     追加画面が表示され、お好きな名前を設定しましょう。この名前は後で ショーエディターファンクションマネージャーから変更することもできるので、適当に名前をつけておけば大丈夫です。

  3. トラックを追加しよう
  4.  次に、トラックを追加していきましょう。アイコンをクリックし既存のファンクションを作成するか、空のトラックを追加しましょう。
     トラック内で作成したシーケンスおよびシーンは他のトラックに影響を及ぼすことはありません、安心してじゃんじゃん作って行きましょう。
     作成したトラックは選択状態になります。選択されたトラックは左のトラック名が表示されているところが緑になります。
     トラックには ミュートボタンとソロボタンがあります。ミュートボタンを押すとそのトラックが再生されなくなります。また、ソロボタンを押すとそのトラックのみが再生されます。
    トラックを右クリックすると、トラックの順番を入れ替えることができます。
     アイテムを選択すると自動的にそのアイテムの編集画面が表示されます。

  5. ファンクションを追加してみよう
  6.  追加したいトラックを選択して、ツールバーから シーケンスオーディオなどのファンクションを追加できます。
     それ以外の既存のファンクションを追加したいときは を押してください。
     ファンクションはカーソル位置に追加されます、お好みの位置にドラッグして調整してください。
     トラック間を移動することはできません。
     アイテムを コピーペースト削除できます。ペースト時はカーソル位置にペーストされます。
     アイテムの背景色を変更することができます。この設定はプロジェクトファイルに保存されるので、ファイルを再び開くときにも背景は変更されたままになります。
     アイテムが選択されると編集画面が自動的に開きます。  アイテムを右クリックすると次の項目が表示されます。 いよいよ最後のステップです、張り切って行きましょう。

  7. ファンクションを編集する。
  8.  アイテムが作成されると編集画面が表示されmす
     チェイスとシーケンスには違いがあることに注意してください、詳しくは上記をご覧ください。
     ファンクションを編集すると、即座にタイムライン上に適用され再生できます。
     フェードイン・アウトはタイムライン上では斜めの直線として表示されます。

ショーを豪華にするためにじゃんじゃんファンクションを追加して行きましょう。

そして最後に再生してみましょう

 再生アイコンを押すと再生が始まります。
 カーソルが動き出し、現在再生しているアイテムがわかるようになっています。カーソルの位置はタイムラインをクリックすることで移動することができます。
Version: 4.12.6 (64083e3c7) Last update: 2022-08-28 10:10:28 +0200