Q Light Controller Plus - User Documentation

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コマンドラインの起動オプション

QLC+はコマンドラインからの起動時にオプションを付与することで、様々な機能を有効化することができます。
お使いのコンピュータのシステムによってはコマンドラインから起動することが難しい場合があります。


-c or --closebutton

機能 バーチャルコンソールにQLC+の終了ボタンを追加します。この機能は後述する、キオスクモードも同時に有効化した際、ウィンドウマネージャーなしにフルスクリーンにした際に機能します。

パラメータ x,y,w,h バーチャルコンソール上に表示するボタンの座標位置と大きさをカンマ区切りで各数値の間にはスペーズを開けずに追記します。

例:
ボタンを(x400, y500)に、大きさは(w70, h50)で作成する
qlcplus -c 400,500,70,50
qlcplus --closebutton 400,500,70,50

-d or --debug

機能デバッグモードを有効化し、パラメータで出力レベルを設定します。※ バージョン4.8.0以前のバイナリーにはDEBUG (0) は含まれていませんのでご注意ください。

パラメータ: レベルを設定します。(QtMsgType) ※翻訳元の英語版マニュアルではリンク切れしていました。詳細はQtのマニュアルをご覧ください。

例:
デバッグモードを有効化し、レベル0を指定します。
qlcplus -d
qlcplus --debug

デバッグモードを有効化し、レベル3を指定します。
qlcplus -d 3

-f or --fullscreen

機能:フルスクリーンモードで起動します。

パラメータ: 'normal' もしくは 'resize' を指定できます。

例:
ウィンドウマネージャーを用いて画面いっぱいに表示します。
qlcplus -f
qlcplus --fullscreen
qlcplus -f normal
qlcplus --fullscreen normal

ウィンドウマネージャーを用いずに画面いっぱいに表示します。(ウィンドウマネージャーのないX11などの環境で便利な機能です)
qlcplus -f resize
qlcplus --fullscreen resize

-g or --log

機能:デバッグログを$HOMEディレクトリに出力します。

パラメータ: このオプションにはパラメータはありません。

例:
デバッグモードを有効化する。
qlcplus -d 0 -g
qlcplus --debug 0 --log

-h or --help

機能: ターミナル(端末)上にヘルプを表示します。(Linux, OSXでのみ有効な機能です)

パラメータ:このオプションにはパラメータはありません。

例:
コマンドラインからヘルプを表示します。
qlcplus -h
qlcplus --help

-k or --kiosk

機能: キオスクモードで起動します。(バーチャルコンソールのみが表示され、本番モードで固定されます。

パラメータ:このオプションにはパラメータはありません。

例:
キオスクモードで起動します。
qlcplus -k
qlcplus --kiosk

-l or --locale

機能:表示する言語の設定をします。

パラメータ: 表示したい言語を指定します。(以下の言語をサポートしています。: ca_ES, cz_CZ, de_DE, en_GB, es_ES, fi_FI, fr_FR, it_IT, ja_JP, nl_NL, pt_BR)

例:
フィンランド語を表示する
qlcplus -l fi_FI
qlcplus --locale fi_FI

-n or --nogui

機能: GUIを表示せずに起動します。(raspberry pi用のQLC+でのみ有効な機能です)

パラメータ:このオプションにはパラメータはありません。

例:
GUIなしで起動します。
qlcplus -n
qlcplus --nogui

-o or --open

機能:プロジェクトファイルを開きます。

パラメータ: プロジェクトファイルのパスを指定します。

例:
mydesk.qxwを開きます。
qlcplus -o mydesk.qxw
qlcplus --open mydesk.qxw

-p or --operate

機能:本番モードで起動します。

パラメータ:このオプションにはパラメータはありません。

例:
本番モードで起動します。
qlcplus -p
qlcplus --operate

-v or --version

機能: QLC+のバージョンを表示します。

パラメータ:このオプションにはパラメータはありません。

例:
qlcplus -v
qlcplus --version

-w or --web

機能: QLC+をwebでリモートコントロールが出来るようにします。(動作ポートは9999です)

パラメータ:このオプションにはパラメータはありません。

例:
qlcplus -w
qlcplus --web


Version: 4.12.6 (64083e3c7) Last update: 2022-08-28 10:10:28 +0200